谷口博司のブログ

日々の考察のまとめ

なぜ倒産(23社の破綻に学ぶ失敗の法則)を読んで

企業が成功するまでを記した本は沢山あるが、失敗を記した本は少ない。

 

 

しかしながら、どちらが為になるかといえば、後者だと思う。

 

 

企業が成功するには外的要因も大きく絡んでおり、いつ誰がどうやっても成功するものなんて無いだろう。

 

 

それに比べて失敗から学ぶものは非常にわかりやすく、実践しやすい。

 


そんな失敗を具体的な事例から学べる本だった。

 


この本から特に学んだキーワードは6つ。

 

 

「トップは数字に強いこと」

 

「余力を残した投資が鉄則」

 

成果主義のリスク」

 

「市場の成長率にアンテナを張る」

 

デリバティブに気をつける」

 

同族経営の確執」

 


経営者に求められるスキルは多岐に渡るが、やはり数字に強いことの大切さを感じた。

 

 

どの事業のどの部門が利益を得ているのかを常に分析し、投資と利益のバランスを考えていかなければならない。

 

 

黒字でもキャッシュを手元に用意できなければ倒産する。

 

 

そういったリスクを根本から理解しなければならないと感じた。

 

 

改めて工業簿記等の勉強の必要性感じたので、そういった分野の本も読んでいきたい。

 


最終節に記されている、セラミック中小製造メーカーの倒産までの記述は特にショックを受けた。

 


多角経営の難しさや市場環境の変化に翻弄される2代目経営者の不安や悩みが痛いほどに分かり、他人事だとは思えなかった。

 


どんなに真面目に、真剣に悩んでいても会社を潰してしまったらそこで終わりである。

 


誰がなんと言おうと最終的に経営者に求められるものは「結果」だ。

 


僕も来月には会社を設立し、企業の代表となる。

 


学ばなければならないことが山のようにあると思うが、一歩づつ、一歩づつ、進んでいきたい。

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社内向けセミナー

社内の若手向けにセミナーの講師を行った。

 

内容としては折れない心の作り方というテーマ。

 

以前社外で受けたセミナーの内容を社内向けに展開しているのだが、今回はなんとなくうまくいかなかった。

 

人前で話すのは得意だが、それに過信し過ぎて準備を怠ったのが原因だと思われる。

 

日々反省、次に活かしたい。

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