谷口博司のブログ

日々の考察のまとめ

VR、MR、ARを体験して

東京でVR、MR、ARの比較シミュレーションを体験した。

 

 

 

展示会やゲームでなんとかなく体験したことはあったが、腰を据えてしっかりとシミュレーションするのは初めてだ。

 

 

 

うちの会社はモノづくりをする会社だが、それが仕事の本質だとは思っていない。

 

 

 

あくまでも製品開発のサポートが我々の仕事である。

 

 

 

もっと分かりやすく言えば、設計者やデザイナーの頭に思い浮かべた映像をカタチにすることが我々のミッションだと思っている。

 

 

 

そのカタチは切削品であれ、造形品であれ、VRによる映像でも良いと思う。

 

 

 

そういう観点で今回の視察を企画した。

 

 

 

結果としては非常に満足のいく経験ができた。

 

 

 

各ツールの特徴を知ることができ、特にMRの可能性を大いに感じることができた。

 

 

 

これをどうビジネスに結びつけていくかが難しいところだが、いくつかアイデアも浮かんでいる。

 

 

 

今後も常にアンテナを張り続け、新しい情報を敏感にキャッチしていきたい。

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なぜ倒産(23社の破綻に学ぶ失敗の法則)を読んで

企業が成功するまでを記した本は沢山あるが、失敗を記した本は少ない。

 

 

しかしながら、どちらが為になるかといえば、後者だと思う。

 

 

企業が成功するには外的要因も大きく絡んでおり、いつ誰がどうやっても成功するものなんて無いだろう。

 

 

それに比べて失敗から学ぶものは非常にわかりやすく、実践しやすい。

 


そんな失敗を具体的な事例から学べる本だった。

 


この本から特に学んだキーワードは6つ。

 

 

「トップは数字に強いこと」

 

「余力を残した投資が鉄則」

 

成果主義のリスク」

 

「市場の成長率にアンテナを張る」

 

デリバティブに気をつける」

 

同族経営の確執」

 


経営者に求められるスキルは多岐に渡るが、やはり数字に強いことの大切さを感じた。

 

 

どの事業のどの部門が利益を得ているのかを常に分析し、投資と利益のバランスを考えていかなければならない。

 

 

黒字でもキャッシュを手元に用意できなければ倒産する。

 

 

そういったリスクを根本から理解しなければならないと感じた。

 

 

改めて工業簿記等の勉強の必要性感じたので、そういった分野の本も読んでいきたい。

 


最終節に記されている、セラミック中小製造メーカーの倒産までの記述は特にショックを受けた。

 


多角経営の難しさや市場環境の変化に翻弄される2代目経営者の不安や悩みが痛いほどに分かり、他人事だとは思えなかった。

 


どんなに真面目に、真剣に悩んでいても会社を潰してしまったらそこで終わりである。

 


誰がなんと言おうと最終的に経営者に求められるものは「結果」だ。

 


僕も来月には会社を設立し、企業の代表となる。

 


学ばなければならないことが山のようにあると思うが、一歩づつ、一歩づつ、進んでいきたい。

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