谷口博司のブログ

日々の考察のまとめ

アウトの切り替えしかたを学べ

営業をしている中で、お客様からアウトがくることがある。

 

アウトというのはいわばお断りや、反対意見、ネガティブな意見のことだ。

 

例えばお客様から「他社製品と比べると値段が高いな」というアウトをもらったとする。

 

ダメなパターンは「そんなことはないです!ここから値引きをして〜」や、「うちの製品は値段より品質で勝負していますので〜」といった風に返答をしてしまう。

 

これではいくらロジカルな返答ができていたとしても、お客様は反論されたような気分になり、商談がスムーズに進まない。

 

ではどうすればいいのか?

 

まずは相手のアウトを受け止め、共感しなければならない。

 

「そうですよね。他社さんよりも、値段が高いと思います。やはりコストは大事ですよね。」

 

しっかりと相手の意見を受け止め、自分にとってマイナスの条件であっても肯定し、共感する。

 

その後、「ただ、他社製品と比べてこういった機能が〜」といったように展開していくのだ。

 

こうすることでお客様は自分の意見を肯定してもらいつつ、新たな情報を得る感覚になり、その後の展開もスムーズになる。

 

これは何も営業活動に限ったことではない。

 

何か人と討論するような場面、友達、恋人、夫婦間でも有効に使うことができる。

 

相手の意見まずはきちんと聞き切り、受け止め、肯定し、それから自分の意見を加える。

 

是非活用していってほしい。