谷口博司のブログ

日々の考察のまとめ

背中を見せる

営業マンとして部下を育てる際、最も重要視したいのが背中をみせることだ。

 

いくら面と向かって経験談を話しても、言葉だけで理解させるのは限界がある。

 

実際に自分がやってみせて、やり方を真似させるのが一番効率が良い。

 

ある程度部下が成長してくれば、自分から質問をしてくるようになるので、その際に説明してあげるのは良い。

 

何が分からないか分からない段階で、上司側から伝えたいことを言っても無駄なのだ。

 

例えば挨拶もそうだ。挨拶の声が小さい部下に対して、いくら大きい声で挨拶をしろと言っても効果が少ない。

 

上司が普段から元気で明るい挨拶を行い、気持ちの良い環境をつくり、その背中を見て部下もやるようになる。

 

それは子供をみてみればすぐに分かる。

 

勉強しなさい、本を読みなさい、外で遊びなさい。親がそれをやっていなければ、子供がやるようにはならない。

 

楽しそうに本を読む親をみれば、子供も興味を持ち、本を読むようになるだろう。

 

その証拠に子供はすぐにスマートホンに興味をもち、触りたがるようになる。

 

親が楽しそうに触っているからだ。

 

あなたが、一線を退いたマネージャーであっても、言葉やロープレだけで部下を育てようとしてはいけない。

 

実際に客先へと出向き、自分やってみせて、部下にやらせよう。