プロの営業マンといえるためには、分からないことに自信が持てるようになることが一つの目安といえる。
新人のころはどこまでが知るべきことで、どこからが分からなくてよいのか、その線引きが分からない。
もちろん、どんな質問にも答えられる豊富な知識量があるに越したことはないが、日々新しいテクノロジーが進化するビジネス界において、すべてを網羅することは不可能だ。
自分の守備範囲を見定め、分からないときははっきりと「分かりません」と答えることが大事である。
その際に分からないことに自信がないと、あいまいな返答をして、顧客の信頼を失うことになる。
「申し訳ないですが、わかりません。その分野であれば材料屋さんが詳しいので、後日聞いてからお伝えしますね」こういった適切な返答が信頼を構築する。
どこからが業界の常識なのか?その匙加減を知るためには先輩社員に教えてもらうのが一番早いだろう。
質問を繰り返し、その線引きを見極める。
自分が分からないのだから、この質問は即答できなくてもしょうがない。
それくらい分からないことに自信が持てるようになると、スムーズな営業活動ができるだろう。