過酷な仕事が多く、常に数字に追われる営業マンにストレスはつきものだ。
正しいストレスのマネジメント方法を身につけないと、営業職を継続するのは難しい。
今回は営業マンに限らず、誰にでも使えるストレスのマネジメント方法を書き記したい。
方法としては主に3つある。
1つ目は物事の捉え方を変えること。これが一番重要かつ効果的な方法なので、是非身につけてほしい。
ストレスを感じている時は、何かに悩んだり、嫌なことがあったりして落ち込んでいる時がほとんどだ。
上司に怒られたり、財布を無くしたり、恋人とうまくいかなかったり。
起こった事象に対してネガティブにとらえているため、そうなってしまう。
そこで、その事象をポジティブにとらえることができるよう、訓練しよう。
例えば上司にミスをして怒られたとする。
いつもであれば「なんでこんな小さな事で怒られるんだ、あー嫌だ、上司も嫌いだし失敗ばかりする自分も嫌いだ」とストレスを感じていたとする。
しかし捉え方を変えれば「忙しい上司が私の改善のためにわざわざ時間を作って指摘してくれた。これでまた成長することができる。ありがたいなあ。」と感じることもできる。
いやいや、そんな風には思えませんよ!と言う方もいると思うが、これは訓練して身につける考えかたなのだ。
ネガティブに感じていることを無理矢理にでもポジティブな捉え方にかえ、そう思い込むようにする。
最初はまず上手くいかない。
ポジティブな面を見つけ、そう思っても、もやもやしたものが残る。
時間が経つとまたネガティブなことを思い出してくる。
その度にまたポジティブな面を考え、訓練していく。
基本的に人間は嫌なことも時間が経てば忘れる生き物だ。
それを繰り返すことによっていつの間にか嫌なことに対処ができている。
この方法が身についてくると、そもそも1発目の感情としてポジティブに捉えることができるようになってくる。
最初は苦労すると思うが、このノウハウが身につけば格段にストレスを軽減することができるので、トライしてみてほしい。
2つ目は良い関係の友人や同僚を沢山つくることだ。
何か不満や悩みがあったとしても、誰かに話を聞いてもらうだけで心が晴れる。
人間は1人では生きられない生き物なので、どんどん人と関わっていこう。
もちろん、自分と合わない人にまで関係を構築する必要はない。
人脈が増えることで、相談できる人が増える。自分の人生の味方を増やしていこう。
3つ目はストレス発散の場を設けることだ。
カラオケでもスポーツでも、ショッピングでもいい。
自分がストレスを発散できる方法を構築し、必要に応じて意識的にストレスを発散しよう。
また、ストレスが起こる人体の仕組みを理解しておくことも効果が高いと思う。
詳しい内容は専門書にお譲りするが、脳の仕組みを理解し、ストレスが体にどう影響するか知ることは重要だ。
効果的なストレス対処のノウハウを身につけ、営業活動に役立てていこう。