楽しい仕事をするのではなく、楽しく仕事をする。
これは私が人生において最も大切にしている考え方だ。
おいしい料理を食べるのではなく、美味しく料理を食べる。
楽しい人生を送るのではなく、楽しく人生を送る。
心理学者のアドラーいわく、
「何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか」
高杉晋作いわく、
「おもしろき こともなき世をおもしろく すみなすものは 心なりけり」
皆言い方は違っていても、同じことを示している。
結局は自分の心の持ち方次第で人生は決まる。
現代の日本人は、自分と誰かを常に比べてしまっている。
成績の良さや、年収の高さ、子供の優秀さ、友達の多さ。
誰かと比べて相対的に何かを満足しようとしてはいけない。
あなたがどんなに高給取りだったとしても、上には上がいるし、一度No.1になったとしても、時間が経てばもっと凄いやつが現れる。
それでは本当の満足を得ることはできない。
原点に戻ってみれば、ご飯が食べられて、安全な家に住むことができる。
まずはそれだけで超幸せなのである。
性能の高い車に乗って、超高級な食べ物を食べれば幸せになれるのか?
それが違うことを日本人は皆理解しているのではないか。
ではその考え方を持つためにはどうすればいいか?
・人と比べないで、自分と比べること
・感謝の心をもつこと
この2つを行えばいい。
まずは比べる対象を自分にしよう。
昨日の自分と比べてどれだけ成長したか?
年初めに年間の目標を立てるのがおすすめだ。
小さなことでもいい。
自分なりの目標を立て、達成して、少しずつ成長しよう。
感謝の心を持とう。
人間は他の動物と違って、産まれてから自分の力だけで生きていくことができない。
誰かがあなたを助けてくれた。
ご飯を与えてくれた。
そのことをもう一度思い出し、感謝しよう。
子供のころだけじゃない、きっとあなたは今も誰かに助けられている。
与えられている。
それに気づいていないだけで、周りにあなたを支援する人がいる。
人間は1人では生きていけない。
仕事は1人では回っていかない。
家族に、友達に、同僚に、お客様に、地域の人々に、常に感謝の心を持って過ごしていこう。
楽しい仕事がそこにあるのではない。
その仕事をどう楽しめるかを考えていこう。