谷口博司のブログ

日々の考察のまとめ

任せて任さず

リーダーとして部下を育成する際、任せて任さずということがとても大切である。

 

ダメなタイプのリーダーは、部下に任すことができず、全て自分でやってしまい、部下の成長を阻害してしまう。

 

このリーダーの一番怖いところは、全く本人に悪気がないことだ。

 

部下のために自分が身を粉にして働いている。

 

それが部下の成長を阻害していることを認識し、人を育てることを考えなければならない。

 

たしかにあなたがやった方が効率もよく、リスクがないこともあるだろう。

 

あなたの方が経験もスキルも上なわけなので、上手くできるのは当たり前だ。

 

それをグッと堪えて、見守り、時には失敗させなければならない。

 

失敗しても大きなダメージにならないよう、コントロールするのがあなたの仕事だ。

 

もう1つのダメなタイプは、部下に仕事を丸投げし、放任主義で部下のことを、追いこんでしまうタイプだ。

 

自分がやりたくない仕事を部下にやらせ、部下の状況も把握せずにのうのうとしているのは最悪のリーダーである。

 

仕事を与えるときは、部下の状況をきちんと把握して、最適に割り振りしていかなければならない。

 

既に溢れるほどの仕事量を持ってしまっていれば、新しいことはやりようがない。

 

今部下がどれくらい忙しいのか?何を考えているのか、常に把握できるようにしよう。

 

一見仕事を任せているようで、きちんと部下の状況を把握し、常にバックアップするのがリーダーの務めなのである。

 

自分でやろう、やりたい、と思った仕事はグッと堪えて部下に任せ、面倒だから部下にやらせようと思った仕事は自分がやる。

 

こんな心持ちが人を育てることにつながるのではないだろうか。