リーダーとして部下を育成する際、任せて任さずということがとても大切である。
ダメなタイプのリーダーは、部下に任すことができず、全て自分でやってしまい、部下の成長を阻害してしまう。
このリーダーの一番怖いところは、全く本人に悪気がないことだ。
部下のために自分が身を粉にして働いている。
それが部下の成長を阻害していることを認識し、人を育てることを考えなければならない。
たしかにあなたがやった方が効率もよく、リスクがないこともあるだろう。
あなたの方が経験もスキルも上なわけなので、上手くできるのは当たり前だ。
それをグッと堪えて、見守り、時には失敗させなければならない。
失敗しても大きなダメージにならないよう、コントロールするのがあなたの仕事だ。
もう1つのダメなタイプは、部下に仕事を丸投げし、放任主義で部下のことを、追いこんでしまうタイプだ。
自分がやりたくない仕事を部下にやらせ、部下の状況も把握せずにのうのうとしているのは最悪のリーダーである。
仕事を与えるときは、部下の状況をきちんと把握して、最適に割り振りしていかなければならない。
既に溢れるほどの仕事量を持ってしまっていれば、新しいことはやりようがない。
今部下がどれくらい忙しいのか?何を考えているのか、常に把握できるようにしよう。
一見仕事を任せているようで、きちんと部下の状況を把握し、常にバックアップするのがリーダーの務めなのである。
自分でやろう、やりたい、と思った仕事はグッと堪えて部下に任せ、面倒だから部下にやらせようと思った仕事は自分がやる。
こんな心持ちが人を育てることにつながるのではないだろうか。