採用面接をしていた時、ある1人の元セールスマンにお会いした。
その人の履歴書をみると、新卒で働いた会社で精神的に追い詰められ、その療養のために長期に渡って無職だったことが記載されていた。
その時のことを詳しく聞いてみると、仕事の量が多すぎて捌ききれなかったこと。
会社の先輩や同僚もフォローをしてくれたが、全く追い付かなかったこと。
当時の会社の人に対して恨みなどはないことを話してくれた。
これは経営者の責任だと思う。
元論仕事の受注量のコントロールは難しいし、得意先から頼まれれば断り辛いことはある。
それでも、新卒で入った人間を潰してしまい、長期で療養せざるを得ない状況まで追い込んだのは、会社、経営者の責任である。
彼にはそんな気持ちは全くないようであったが、ないからこそ強くその責任を感じなければならない。
利益を出し、会社を継続することも大事だが、人の健康と生活があってこその仕事である。
そんな人を出さないようにしていきたい。